人の行動と植物の役割。
人工物と植物のバランスは使い勝手を考えると人口物に偏ってしまいがちですが、それでも一本の木があるだけで、その空間のイメージは全然違う物になります。
ただ、それが何処に植わっているかでも、大きく印象は変わってきます。
多くの場合、人の導線を優先に構造物を設計しますが、椎乃庭の導線では植物の配置から導線や構造物の配置を決めています。
本来人の行動は直接的な導線を好まず、真っ直ぐな道であっても色々な対象物に目を止めて歩く様になっています。
その導線を誘導する様な位置に植物を配置する事で効率的な人の行動の流れを誘導する構造になります。
人の導線の確保は曲線の流れを造る事で、心地よい空間になります。