エネルギーという視点から考える庭づくり。
庭に木を植えるのはその空間に気を入れる事に近い様な気がします。
人の感覚としてこの位置に木があると良いと思う位置は気を入れるポイント。
細かい所まで突き詰めると、住宅空間ではおそらく色々と楽しめなくなってしまいそうですが、人と木が共生する上で、どちらの力が強くてもだめで、その力の加減のバランスが大事な様な気がします。
3次元という我々の住む空間の裏側に広がる目に見えないけど確かに存在するエネルギーの動き、4次元的な視点を取り入れた場合、植物の行うエネルギー循環は土地の浄化や人の精神的な浄化の為にやはり必要な物。
建物の配置や向き等、風水的な視点でのタブーが良く言われていますが、樹木や石の配置による昔からのセオリーはこの目に見えないエネルギーのバランスを整えている気がします。
自然を扱う専門職として、この見えないエネルギーの力のバランスとは常日頃向き合っている事ですが、庭単位で捉えた場合に人の導線からもたらされるエネルギーの流れ(庭からのアプローチから)考えた家の配置や提案がより良い空間造りの為に必要な気がします。