土中の環境を支えている木の根の役割。
大木がある所だからといって、現在もその環境が植物にとって良い場所かどうかはわからない。
道路の整備や建築等によって環境が悪くなり、今目の前にある大木が育てた環境とは植物が育てるだけの表面的な地力を失っている環境も多い。
その証拠に表面の土が降雨等で水が走り、洗い流されたり、表層の草が生えなかったり、土中の環境を守る為、仮根が浮き上がったりと、大木達も今自分を支えている土中の環境を必死で支えている様に見える。
樹木が育つ環境というのは我々人の寿命よりも遥かに長い為、人の感覚には理解出来ない時間軸や歴史が刻まれている。