2月の土壌環境と寒さによる庭・外構への影響について
2月の土壌環境と寒さによる庭・外構への影響について、造園や植栽管理の視点から解説します。
❄️ 1. 土壌の状態|凍結と乾燥のバランス
● 地中の凍結とその深さ
2月は日本の多くの地域で地表から数センチ〜十数センチ程度が凍結していることがあります。特に北向きや日当たりの悪い場所では、霜柱が立ちやすく、根の浅い植物にはダメージとなります。
凍結によって根が吸水できないため、常緑樹は「乾燥による葉の傷み」が目立ちやすい時期です。
土が凍る→融けるを繰り返すことで土壌が浮き、根が動いてしまう(根浮き)ことも。
● 地表の乾燥
空気中の湿度が低く、風も冷たい季節のため、表土は乾燥しやすいです。特に強風が吹く日が続くと、水分が奪われ、落葉樹や芝の地際が乾きすぎることも。
🌡️ 2. 気温の影響と植物への負荷
● 根が活動停止=成長しない
2月は植物が完全な休眠状態にあります。この時期は根も活動をほとんどしておらず、新しい根の発根もありません。
そのため、植栽や移植を行ってもすぐに根づくわけではなく、「仮置き状態」で春を待つようなイメージになります。
地温が5℃を下回ると、根の活動が鈍くなる
水を与えても吸収されずに根腐れを起こすリスクも
🌱 3. 土の中の微生物も冬眠中
土壌内の微生物も寒さの影響で活動が停滞します。
腐葉土などの有機物の分解が進みにくい
肥料を入れても、すぐに効かない(→春以降の効果を見越した施肥が必要)
このため、施肥のタイミングや種類には注意が必要です。即効性のある肥料よりも、緩効性の肥料や堆肥で「春の準備」を進める時期といえます。
🧱 4. 外構工事にも影響|凍結・霜柱によるリスク
外構工事においては、コンクリートの打設やブロック基礎工事が行われることが多いですが…
凍結によるコンクリートの強度低下
霜柱による仕上げ面の歪みや沈下リスク
などがあるため、施工日や方法の調整が必要です。寒中コンクリートや養生シートの使用で対応するのが一般的です。
📝 まとめ|2月の寒さと土壌の特徴を活かす行動とは?
| 特徴 | 対応ポイント |
|---|---|
| 地中・地表の凍結 | 植物の根が不安定 → 防寒対策や植栽保留 |
| 土の乾燥 | 常緑樹の乾燥対策(水やり+敷き藁等) |
| 微生物の活動低下 | 堆肥や緩効性肥料で土づくりに集中 |
| 工事の凍結リスク | 寒中対策のある業者と調整を |
2月は「動かす時期」ではなく、「整える・備える時期」。
春に向けての“下準備”を意識した管理や工事計画が、植物や構造物のトラブルを防ぎ、快適な庭づくりに繋がります。







