千葉大学内aerecafeにて植栽基盤の改良
土の性質はちょっとした外的要因で、簡単に変化してしまう為、ある程度建築物に付随した場所で植栽を行おうとすると、改良する必要がある場所も多い。
その理由は、近代建築のコンクリート基礎による土壌の締め固めやガラの混入。
コンクリート製品の成分から影響を与える、土壌のアルカリ化、等が主な原因とされる。
今回行っている千葉大学AERAカフェの植栽帯も典型的なこのパターンで、ガラの混入の多い建築物に付随した場所であった為、改良する必要があると判断し、コンクリートガラ混じりの土の入れ替えによる植栽基盤の改善作業に踏み切りました。
千葉大学の周りの環境は、千葉では珍しく、植っているマツや常緑樹の大木が多いエリアにも関わらず建築物や舗装等による締め固めにより、こうした表層での土壌不全の見られるエリアも多い様でありました。
今回はカフェの植栽の為、要望によりオリーブを2本、ゆくゆくは葉や実を利用したいとの事で、水捌け、などを考慮し、サンドパイル工法による植栽基盤の改良を行いました。