杉丸太の原木花壇
自然の物で自然な景色を造る。
急傾斜地にユキヤナギを植栽する為に杉丸太で花壇を作成しました。
土留めに腐る素材を使うというのは心配になる方もいるかも知れませんが、丸太が腐食する頃には植物の根が土を固定し、土圧が掛からなくなってきます。
雑草や低木の植物の根で地中30センチ程の土を固定していきます。
コンクリート擁壁等でこの土圧を抑えようとすればかなりの労力を必要とする上に、永久に持つものでもありません。
比べて植物を利用した土留めは年数を経過するごとに強度を増していきます。
環境を読んで、維持管理をする必要はありますが、自然を読み、理解して行く事で少ない労力で自然の力と時間が強度をあげていく仕組みと言えるでしょう。
植物や木材、石。
コンクリート擁壁やブロック積みが土留めの主流となっている現代、原風景として残していける様、お手伝いして行ければと思います。