樹木一本から造る、住宅外回りの景色。
住宅の外構の計画時に取り入れられるメインツリー。
花の特徴や葉の形、季節の変化を感じられる植物の計画は、植物好きにとっては楽しいもので、様々な種類があるだけに、欲張って色々と植えてしまう事で、返って景観にまとまりがなくなる事も少なくありません。
そこで今回は敢えて樹木の存在感を生かす為、1本のみの植栽の施工例を紹介させて頂きます。
今回は北側の日当たりの悪い植栽環境にカツラの木を植栽しました。
成長と共にした枝が無くなり、逆三角形に成長して行くにつれて人の導線との干渉も無くなります。
カツラの木は香木で葉が乾燥するにつれて香りを放つ為、視覚だけで無く臭覚からも人の精神的な安らぎに影響を与えてくれます。
今はまだまだ3m程の苗木ですが、立派な景観樹として見守っていきたい施工事例となりました。