夏の夜の庭を楽しむ

暑さが残る夏の夜は、日中とは違った静けさと涼しさを感じられる貴重な時間帯。そんな夜の庭を、快適で美しく楽しむための“景色づくり”のコツをご紹介します。
1. ライトアップで庭に奥行きと陰影を
- 足元灯やスポットライトを使って、植栽やシンボルツリーを照らすことで幻想的な雰囲気に
- 強い光よりも柔らかな光を選び、陰影のある景色を演出するとリラックス効果も高まります
- ソーラーライトなら電源不要で設置も簡単
2. 香りを楽しむ夜咲きの植物を取り入れる
- 夜に開花し香る植物は、夜の庭の楽しみをぐっと深めてくれます
- 例:カラタネオガタマ(バナナのような香り)
- チューベローズ、ハゴロモジャスミン、ナイトフロックスなどもおすすめ
3. 水の要素を加える
- 手水鉢や小さな水盤に水を張るだけでも、光の反射や水音が心地よい涼をもたらします
- 打ち水をデッキや石畳に行うのも、気温を下げる効果と風情が両立できます
4. 木陰やシェードを活かして空間をつくる
- タープやパラソル、常緑樹の下に小さなベンチやローテーブルを配置
- 家の中とは違った“外の居場所”として、読書やお茶を楽しむのもおすすめです
5. 音と風を味方に
- 風鈴や竹筒風車などの「音」があるだけで、五感で涼を感じられます
- 風通しのよい植栽配置で、自然の風が通り抜けるレイアウトも大切
夏の夜は、見る・感じる・過ごす庭へ。 日が落ちてからのひとときを、自分だけの癒やしの時間に変える“ナイトガーデン”を取り入れてみてはいかがでしょうか。
8月は一年でもっとも気温が高く、植物も人間も疲れが出やすい時期です。無理な作業は避けながら、庭の健康を保つための“最小限で効果的な管理”を心がけましょう。