庭づくりにおいて大事な要素。

何か特別な事を提供している訳で無くても、喜びや感動を頂く事があります。
喜びや感動、怒りや悲しみ、いずれの感情もその方が長きにわたり、この場所で見ていた景色や理想、普段は気づかない夢が叶った時感じて頂けるのでしょう。
一瞬では無く、長い時間軸の中で、その一瞬を点で共有出来る瞬間に出会える事はとても喜ばしい事です。
庭が完成した後、共に完成を喜び感動を共有出来る事、庭づくりの仕事は簡単ではないが、この喜びや感度を共有出来る事は何物にも変え難い経験を常日頃、頂いています。
自然の物を扱う事が多い環境づくりを提供するうえでは、日々の仕事を通して、自然への配慮、自分がとった行動の先の流れには気を配ります。
それは、空間の良し悪しは、ちょっとした微差で変わる事を知っているからです。
その微差とは、完成した出来栄えの良し悪しだけではなく、どの様に物を扱ったか、どれだけの熱量を込めて作った物なのかも、大事な要因では無いかと思います。
造る人が施主様の未来の気持ちを組んで作れるか。
ただ空間を作るひと、未来の景色を作るひと。
空間づくりは誰と造るかも大事です。