群馬出張?
宇都宮出張から約1カ月。
今回も兄弟子のお手伝いで群馬に出張に行ってきました。
田園風景の広がるここ太田市は市域の中央の東側に位置する金山丘陵や北部に佇む八王子丘陵の周辺の大地・低地からなる平野から構成されていて、元々栃木県と群馬県の県境であった渡良瀬川が作った広大な扇状地帯が広がる地域です。
今回の仕事は屋上緑化という事でその地域性を読み解く必要は直接には関係の無い事なのですがやはり自然の植物を扱う職業柄その土地の気候風土を理解すべく出張の合間に様々な歴史探索をしてきました。
そんな観光の為の口実を見つけたのも災いしてか、初日の出張を終え2日目の天気は朝から雨。
現場は中止となりました。
今回は思い切って観光を楽しむべく普段来れない群馬、栃木の地域観光に時間を充てさせて頂きました。
宿泊先の栃木県足利市の町をまずは観光。レトロな街並みをぶらぶら。
歴史のあるこの町の建物は様々な時代の建物が入り混じり何とも不思議な空間に期待が膨らみます。
足利学校前の街並みで千葉県産の今では幻の房州石の石積みを発見。
海沿いの千葉(鴨川)での保存状態とは違う雰囲気にしばし見分けが付かない時間が続きましたが解らず終いで足利学校入学。
結局分かったのは出張が終わってからなのでこの場を借りて結果報告という形になってしまいました。
足利学校では孔子の教えを学びいざ卒業?昔ながらのレトロな風景の残る景色を後に再び県境の渡良瀬川を渡り群馬県へ。
目指すのは渡良瀬川と共にこの地の地形に関係する金山丘陵。
城跡の残る丘陵を登ったり下りたり。
広大な湿地帯からの突然の丘陵の出現という表現がふさわしい位周りには扇状地が続いていたのですがここ金山丘陵を車で登る事10分中々の急こう配を超え辿り着いたのは金山城。
自然の赤松林等に守られている山城は関東7名城とされている場所らしく、この変化に富む地形の環境の豊かさにも感銘をうけました。
歴史のある街の訪問は地域性を知る意味で有意義な時間となりました。