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作業療法士について!

みなさま、こんにちは。みぃのママちゃんです。

先日、社長が園芸療法について学びにいったということで、今回はその補足も兼ね、そのおおもととなる作業療法とは何か?について、”私なり”に語りたいと思います!とはいえ、作業療法を語るなどとおこがましく、勘違いもあるかと思いますので、「私なりの作業療法」について語りたいと思います。なんとなく、感じとっていただけたらと思います。

 

さて、今更の自己紹介となりますが私、何を隠そう、8年目の作業療法士(Occupational Therapist;OT:以下OT)なのであります。

現在は、育児に専念しておりますが、OTにとって、どんな経験もブランクではない!と思っています。

というのも、OTは、対象者(患者)が「その人らしく生きていくための支援者」であり、どのような経験も対象者のことを理解するために必要な経験であると思うからです。母親になった経験も大きなことだと思います。

では、「その人らしく生きていくための支援者」とはなにか。障害を受けた方が他者からの偏見や身体的、社会的なたくさんの制限をされて自分自身の可能性を否定することなく生活をするための支援をします。

よりわかりにくくなりましたね・・・。

とにもかくにも、OTは作業(生活している上で行うすべての行為)を通して、対象者の身体機能、精神機能、活動、生活環境などを評価して、維持させたり、改善する手助け(リハビリ)をしています。

リハビリは、リハビリ室で体のマッサージをしているような光景を思い浮かべるかと思いますが、もちろん、身体機能を向上させるため、硬くなった手や足をほぐしたり、動かない体が動くようにまたは、動くことを維持できるように体を鍛えたり、など行います。

しかし、OTは体が動くようになることが目標ではなく、対象者が寝たきりの人だとしたら、「家族と焼き肉を食べに行きたい」などのその人自身の目標のために、では何がそれを困難にさせているのかを身体機能、精神機能、生活環境などを総体的に評価をして、焼き肉を食べるために嚥下機能を改善、座っている体力・筋力をつける、起きられる・・・とたくさんの中間目標を決めてそれにむけて訓練をしたり、または、すべてを自分でできるようにするだけでなく、手伝ってくれる人を探したり指導したり、簡単に箸がもてるような道具を使うなど、環境設定、提案を行います。

また、リハビリの中で、園芸もよく用いられます。植物を愛でる中で、それにまつわる昔話に花を咲かせながらも起きる体力が養われたり、野菜を育てるために水をあげに行こうと活動的になったり、それを使って料理をしたりと、意欲が損なわれがちな状況の中に植物が、野菜が、自然が力を貸してくれたりします。

心が動けば体も動くとよく言いますが、OTの対象者は、障害を受けた方々ですが、考え方事態は、障害の有無に関わらず、日々の生活に通じるものだと思っています。

庭造りを通して椎乃庭の目指している所でもあります。

と、長い説明になってしまいましたがなんとなく伝わったでしょうか?

話し出したら止まらないのですが、作業療法は言葉にしにくい。わかりにくい。そして、人間、「寝てばかりいないで起きてください」と言われるより、「ベッド脇にある写真はどなたですか」などと声をかけるだけで、説明するために起き上がろうとしたりするもので、実際の言葉とは裏腹に対象者の心に働きかけている場合もあります。より一層わかりにくいですね・・・。

さて、私はというと、うちの子怪獣をどうやってOTしていけるかな?なんて。

また、投稿させていただきます。

みぃのママちゃんより

 

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