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雑草は敵?味方?

あの楽しかったお盆休みから2週間。暑さの勢いは留まる気配を感じさせない気候が続きますが季節はそろそろ秋に入るのでしょうか?

椎乃庭で実験区域として利用している畑では植わっている栗の木に早くも収穫のサインが表れていました。

まだまだ本格的な収穫には及びませんが粒ぞろいの栗が収穫できました。

そのまま蒸かすのもよし、渋皮煮ならばなお良いのですが今回は手間を掛けず蒸かして頂きました。

渋皮煮はこうご期待という事としましょう。

さて、今回紹介させて頂きますこの実験区域は元々雑木に囲まれた土地で畑には向かない傾斜地であった為雑木の苗木畑として利用していました。

雑木に囲まれた土地は山菜やミョウガ、アシタバ、フキ等の食用の下草が自生しておりそれらを食用として利用しているうちにその環境の地力を活かした畑等に利用するようになりました。

自然農法、自然栽培、不耕起栽培等無農薬にこだわった栽培方法は数々ありますが私が行っているのはものぐさ農法といった所でしょうか?

大根間引き苗、カブ間引き苗、玉ねぎ

植え付け時には耕し有機肥料も施しますがその後の管理は自然任せ。

雑草も抜かず、ある程度野菜と競争させる位の気持ちで放置しておく事で土の乾燥を防いだり害虫の予防にも繋がったりするので時間の無い方にもおすすめです。

物によっては収穫量が減る物もありますが鳥に狙われやすいこの野菜も柵無しで収穫まで意外と安心だったりするので悪いことばかりでは無いのかもしれません。

さて、自分に言い訳をする内容の農法を紹介してしまいましたが、実は闇雲な農法ではありません地形を読み地下水脈の流れや微生物環境、周りの環境があってのものぐさ農法。

与えられた地力のバランスをいかにして保って行くのかが試される農法でもあります。

見えない地下の世界は何とも奥深いもので、我々の体の細胞も土の細胞も類似系。

様々な微生物環境が整ってできた野菜の生命力を頂くのには我々の体内の微生物環境も整っていなければその生命力に負けてしまう事が場合によってはあるのかもしれませんが免疫系の世界は専門分野外の為定かな事はわかりませんが多種多様な環境に触れる事で免疫を高めて行くというのは庭という環境造りの中でも改善していける様な気がします。

多種多様な庭木が造る環境

最近行った庭の管理の仕事ですが

こちらのお庭は私が追及する食の庭のテーマに先立ち雑木の雰囲気の中でカキや梅、ジューンベリー等の果樹はもちろん、下草として植えられたツワブキやフキ、ドクダミまでも食に利用されているらしく食の庭を実践されてきた方のお庭の管理です。

一見手を入れていない様に見える方もいるかもしれませんが今回のこのお庭の手入れのテーマは自然という事で木一本の形を見るのでは無く庭全体の雰囲気を整える手入れを心がけました。

before

after

流石、庭を生活の場として利用されている方だけあり休憩中に頂いたお茶菓子に感動しました。

上の写真は休憩中に頂いたツワブキの佃煮です。

私もフキやフキノトウ等は春先の山菜の楽しみとして良く利用はしていたのですがツワブキに出会ったのは初めてだった事やツワブキの佃煮のごはんとの相性の良さに思わず新しい発見を報告せずにはいられず投稿してしまいました。

 

 

 

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